Tinderは、より安心してサービスを楽しんでいただくため、最先端技術を駆使し、独自の安全対策機能の開発や強化を図ってまいりました。この度、新たな安全対策機能「迷惑メッセージ防止機能」と共に、オンライン上の出会いをより快適なものにするための機能「連絡先ブロック機能」を2021年5月下旬から順次導入開始いたします。
「迷惑メッセージ防止機能」は、アプリ内で起こりうるハラスメントを未然に防ぐための機能です。不適切な言葉を含んだメッセージを送信しようとすると、AIがそれを検出し、送信決定前に「相手はこの言葉を失礼だと感じるかもしれません。本当にこのまま送信しても大丈夫ですか?」と警告が表示されます。AIは、過去にメンバーから報告された内容に基づいて構築されており、今後も継続して更新していく予定です。
また、不適切な言葉を含んだメッセージを受信した場合は、メッセージを受け取る側にも「メッセージに不愉快な思いをする内容がありましたか?」と迷惑行為の有無を問いかける機能があり、「はい」と答えた場合、メンバーは 相手の行為を報告することも可能です。
Tinder社がアメリカで行った初期のテストローンチでは、本機能によって、メッセージに含まれる不適切な言葉が、10%以上削減されました。「迷惑メッセージ防止機能」の警告を見たメンバーは、それ以降不適切なメッセージを 報告される可能性が低いことも判明しており、その場限りのものではなく、長期的な行動に変化をもたらしていることを示しています。また、「不愉快な思いをする内容がありましたか?」というTinderからの問いかけを見たメンバーからの報告数は46%増加し、「嫌な思いをしたときは、しっかりと報告する」という意識付けにもつながっています。
本機能は、アメリカ最大の反性暴力団体「RAINN」*1 の監修のもと開発されたものであり、RAINN代表のスコット・バーコウィッツは「Tinderはこの機能を通じて、メンバー同士の『お互いを尊重したコミュニケーション』に期待していることを伝え、メンバーにメッセージを再考するための時間を与えることで、より安全なプラットフォームの構築に努めています」とコメントしています。
マッチグループ 安全およびソーシャル・アドボカシー部門 責任者 トレイシー・ブリーデンより:
「言葉は行動と同じくらい強力だと考えており、Tinder内のハラスメントの排除により一層注力しています。テストローンチを通じて、“運営側が正しい方法でメンバーに介入すること”は、時としてメンバーの行動をも変え、誰もが安心して自分らしくいられるコミュニティを構築していく上でとても意義があることだと実感しました」
今回新たに導入するもうひとつの機能 「連絡先ブロック機能」は、Tinderに表示させたくない相手の連絡先を指定することで、アプリ内で顔見知りに遭遇することを回避できる機能です。ブロックしたい連絡先が、既にTinderに登録されていて、自分が後からダウンロードしたとしても、マッチング候補として表示されることはありません。
Tinder社が行った調査によると、78%の人は「アプリ内で知り合いに出会いたくない」と答えています。しかし実際は調査対象者の40%以上がマッチングアプリで元恋人や友人との遭遇経験があり、さらに24%は家族や同僚、10人に1人は自身が通っている大学の教授のプロフィールに遭遇したことがあることがわかりました。本機能を、インド、韓国、日本でテストローンチした際は、1人あたり平均12人の連絡先をブロックリストに追加したことがわかっています。
「連絡先ブロック機能」
1.プロフィールの「設定」画面へ移動
2.連絡先を「インポートする」か「手動で追加する」か選択
3.「インポートする」場合、スマートフォンの設定で連絡先へのアクセスが許可されているかどうか確認
4.「手動で追加する」場合、ブロックしたい人の名前・電話番号・メールアドレスを追加
Tinderは、安全対策の開発および強化を専門とするTrust&Safetyチームと、様々な機能を実現する高いデジタル技術を持つTechnologyチームの連携により、今後もメンバーの安全対策に取り組んでまいります。また、 「連絡先ブロック機能」がメンバーに安心感と心から楽しめる環境を与え、新しいつながりを生み出すきっかけになればと考えています。