この度、ジョージ・フィリックスが最高マーケティング責任者(CMO)に就任し、グローバルブランドのビジョン・戦略およびオペレーションを統括すると発表しました。フィリックスは、前職のヤム・ブランズやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)で受賞歴があり、オールドスパイスやKFC、ピザハットといったブランドで話題を巻き起こし、ビジネスを成功へと導いてきました。2018年に、Ad AgeはThe Return of Colonel Sandersキャンペーンを手がけた彼を「ブランドマーケター・オブ・ザ・イヤー」に選出しています。
TinderのCEOであるジム・ランゾーンは次のように述べています。
「アイコニックブランドのポジショニングを成功させたり、高い成果を生み出すだけでなく、新しい手法を取り入れながら幅広いブランドに対して成果を発揮し続けるマーケティングリーダーを見つけるのは容易ではありません。フィリックスは、ブレークスルーを生み出すイノベーションを取り入れながら関わってきたすべてのブランドで成功を収めており、長年にわたって大きな影響を及ぼすブランドポジショニングの確立に貢献しています。
また、謙虚さや人を大切にするリーダーシップのスタイルは、Tinderが重視する文化とも合致しています。前職でインクルーシブな文化を大切にしたチームづくりの実績があることと、組織の社会的影響力を高めることにも熱意を持って取り組んでいることなどを踏まえ、フィリックスはまさにTinderにふさわしい人材であると考えています」
フィリックスは、新たな顧客層向けに伝統的なブランドを再構築するキャンペーンにおいて、長年にわたり経験を積んできました。
ヤム・ブランズでは、ピザハットのCMOやKFCのマーケティングディレクターを務め、米国およびKFCが事業を展開する140カ国以上を統括してきました。彼は、ブランドをポップカルチャーの中に再び位置づける手法で、さまざまなキャンペーンを展開し、売上増加と両ブランドのイメージの刷新に貢献しました。その中には、2021年のスーパーボウル当日に初放映されたピザハットの「Newstalgia」キャンペーンも含まれています。
ヤム・ブランズの前は、P&Gに6年間在籍し、ブランドマネジメントで幅広い経験を積んでいます。P&Gでは、歴史ある男性用デオドラントブランド「オールドスパイス」の広告キャンペーンを主導し、カンヌライオンズ広告賞を10回、エフィー賞を2回受賞したほか、有名な「Smell Like A Man」キャンペーンでエミー賞最優秀コマーシャル賞を受賞しました。
フィリックスは次のように述べています。
「Tinderのような文化的に親和性の高いブランドは、私にとって魅力的な機会でした。グローバルブランドとしてのTinderの可能性は無限大です。新しい世代の人間関係や新たな人々と出会う方法を再定義しているこのような時代に、Tinderの一員となることをとても嬉しく思っています。」