デジタル時代の世界共通言語は間違いなく絵文字です。企画にOKを出すのも絵文字、喧嘩で叫ぶ時も絵文字、自分を表現する時だってもちろん絵文字を使います。1つの絵文字ですべてを表現できるかのように思いがちですが、それは間違いです。2015年、私たちは有色人種や同性カップルの絵文字に注目しましたが、その時に絵文字で表現できなかったカテゴリーに属する人々がいました。それが人種の異なるカップルです。
この春、ユニコードに人種の異なるカップルにもっと注意を向けるべきだと提起した際は、有り余るほどの支援の声をいただきました。これまでに4万4,000人以上の方が支援を表明してくださいましたが、私たちの仕事はまだ終わっていません。今月、ユニコードはどの絵文字を廃止すべきか選定します。私たちの主張の実現には、引き続き皆様のサポートが必要です。私たちは「自分はいないも同然の存在なんだ」と思わせるような行為があってはならないと考えています。
人種の異なるカップルの数が増加しているという事実は、オンラインデートを経験する人の数が増えていることと関連していると言えます。今こそ、愛を表す世界共通言語 ― 絵文字にあらゆる人種の間で育まれる絆を含めるべきではないでしょうか。Technology Reviewが発表した研究によれば、人種の異なるカップルが結婚する件数は劇的に増加していること。またマッチングアプリで使用される高度なアルゴリズムによって、これまで心地よいと考えていた領域から踏み出してみようと考えるメンバーが増えているとのことです。また研究によると、オンラインデートコミュニティでは人種の区別が完全になくなることを予想しています。このことから導き出される事実はたったひとつ、「肌の色に関係なく、愛は育むことができる」のです。今、必要なのはそれを表現するひとつの絵文字です。
さあ、絵文字で人種を越えた愛を広めましょう。賛同いただける方はChange.org petitionのキャンペーンに署名をお願いします。皆様の力で人種の異なるカップルの絵文字を世界共通のものにしていきましょう。