登録する
“わたしらしさ”を大切にしたいあなたへ ぜろぷりの大内 アイミさん、聖秋流さんが語るLGBTQ+の恋とマッチングアプリ
Tinder®がプライド月間に開催したトークイベントでZ世代の参加者に届けた特別なメッセージ アプリでは6月限定でプライドステッカーも提供中

2025年6月25日 – 「Tinder」は、6月18日(水)に、プライド月間を記念したトークイベント「恋って、むずかしい。でも、たのしい。~LGBTQ+の恋バナ Night by Tinder®」を開催しました。本イベントは、Tinderがプライド月間にあわせて展開する取り組みの一つとして行われ、Tinderはほかにも、アプリ内では6月限定のプライドステッカーを配信するなど、LGBTQ+コミュニティへの祝福と応援の取り組みを行なっています。

近年、Z世代を中心にジェンダーやセクシュアリティの多様性を尊重する価値観が広がる中、TinderはLGBTQ+当事者の方々の「恋愛」にまつわるリアルな悩みや想いに共感し、ともに考える場として本イベントを企画しました。登壇者には、SNSで熱い支持を集めるクリエイターグループ「午前0時のプリンセス(ぜろぷり)」から、レズビアンを公表しているマルチクリエイターの大内アイミさんとジェンダーレスクリエイターの聖秋流(せしる)さんを、ファシリテーターに一般社団法人fair代表理事を務め、LGBTQ+に関する発信を積極的に行う松岡宗嗣さんを迎えました。

イベントは、TinderのLGBTQ+フレンドリーな機能の紹介の後、ファシリテーターの松岡さんと「ぜろぷり」のお二人による“恋バナトーク”が展開され、最後には参加者から寄せられた悩みに登壇者がアドバイスを送るセッションも行われました。どのパートでも、登壇者は自身の恋愛観や実体験を率直に語り、会場には笑いと共感、そして温かな空気が終始広がっていました。

 

大内さんと聖秋流さんが語る「マッチングアプリのリアル」
恋バナトークでは、マッチングアプリを使った出会いについて、二人の等身大のエピソードが紹介されました。

大内さん:「18〜19歳の頃、特にTinderを使っていました。完全に恋愛目的で使っているけど、印象に残ってるのは、恋愛に発展しなかった出会いも多いですね。私はレズビアンですが、Tinderでは女性だけでなく男性とマッチしたこともあります。恋愛ではなかったけど、趣味がすごく合って特別な思い出になってます」
聖秋流さん:「私も18〜19歳の頃に、特にTinderを使ってました。私は女性ホルモン治療はしていなくて、本当に生まれた状態の男の子としてメイクをしたりしています。ゲイアプリも試したけど、私の見た目が女の子っぽすぎて、そっちでは全然モテなかった(笑)」

SNSでの発信も活発な2人ですが、アプリ上での出会いでは、初対面ならではの緊張をしてしまうといいます。
大内さん:「私は沈黙が怖くて質問攻めしちゃう“空間埋め族”です(笑)。もうインタビュアーみたいに喋っちゃいます」
聖秋流さん:「私は逆に、“知り合いっぽく”ふるまって初対面感を消すタイプ。でもそれで相手が戸惑うなら、そもそも合わないのかもって思う。初対面の時に盛り上がれる工夫もしていて、例えば会う前のチャットで盛り上がりそうだなって感じた話題はあえて会ったときのために取っておいたりするの。そうすると会った時に盛り上がれる」

セッション中盤では、マッチングアプリの“あるある”トークで話が弾みました。

聖秋流さん:「“はじめまして、よろしくお願いします”だけ送られてくる人、いません?みんな同じに見える(笑)」
大内さん:「私はプロフから話を広げるようにしてます。“旅行好きなんですね!”みたいに」

一方で、プロフィールに書いてあることをあえて聞いてくる人には、ちょっと引っかかるという聖秋流さん。
聖秋流さん:「“プロフィールに書いてあるのに、なんでそれ聞くの?”ってなることもある。“読んで〜!”って(笑)」
松岡さん:「やっぱり人によって捉え方が違うから、自分と気の合う人を探してもらいたいですね」
 

恋のお悩み相談
参加者から事前に寄せられた悩みに答えるこのセッションでは、トークイベントの中でも特に印象的なやり取りが交わされました。「好きになった相手が異性愛者だったら?」「トランス女性として、初デートに行くのが怖い」「過去のトラウマがあるとき、新しい恋に進むには?」といった3つのお悩みについて、登壇者それぞれが自らの経験や視点を交えて、丁寧に語りました。

悩み① 好きになった人が異性愛者だった。どうしたらいいですか?
恋をした相手が異性愛者かもしれないとき、どう向き合うべきか。参加者からの切実な問いに対して、3人はそれぞれの体験を重ねながら回答しました。

大内さん:「異性愛前提の社会の中で、異性愛者を好きになってしまうのは本当にしんどかった。私は結局その人には告白しなかったけど、それは“自分を守る”という選択だったと思います。多くの人がぶつかる“壁”なんじゃないかな」

松岡さん:「メールで好きな先輩に“男子の友達が好きって言ってたんだけど…”と探りを入れてから、“実はそれ、自分なんだ”って告白したことがあります。どう受け止められるか、すごく気を遣いました」

聖秋流さん:「私が付き合った方々は、全員ストレート寄りの方だったんです。最初は、相手も“どう接していいか分からない”って感じで…。私自身としては、認めてほしいけど、それを強く言えない葛藤がありました」

大内さん:「ちょっと匂わせてみて、これはいけなそうだな、ちょっと傷ついちゃうなっていう時は、もうそのまま言わなくてもいいんじゃないですか。言うか言わないかでどっちの方が傷つくかっていう天秤にかけて、一歩ずつ一歩ずつ進むのがいいんじゃないかなって私は思いますね」

松岡さん:「同性に恋をした時、思いを伝えること自体がカミングアウトになることもあります。付き合えないとしても、受け止めてもらえれば“昇華”になるけど、セクシュアリティまで否定されてトラウマになることもあるので、伝える前に例えばLGBTQ+についてどう考えているのか、探りを入れてみたりするといいかもしれないですね」

 

悩み② トランス女性なのですが、初デートに行くのが怖いです。葛藤はありましたか?
トランス女性として初めてのデートに不安を抱えている、という声には、聖秋流さん自身が深く共感されていました。

聖秋流さん:「私もデート怖いです!(笑)会ってできるだけ幻滅されたくないから、プロフィールには必ず“男の子です”と書いています」                        
松岡さん:「自分の性のあり方についてをオープンにすることで、相手をフィルターできるのは良い面ですが、それはあくまで個々人の判断で、自分が無理なく、心地よくいられる範囲で開示するかしないかを決めて、コミュニケーションを取れると良いですよね」

聖秋流さん:「デートに行くだけでもほんと、考えちゃうことが多いですね(笑)仕草から服装、話し方まで、知らない人からみたらどう思われるかって気になっていろいろ悩んじゃう。だから100%相手に向き合って楽しめたデートって多分ないんじゃないかなって。私がいまの活動を始めたのも、偏見なく私自身を知ってもらいたかったから。日本中の人全員が“私を聖秋流として知ってくれる”なんて思っていません。でも、一緒にいてくれる人が“今のままでいい”って言ってくれる、その繰り返しが自信に繋がってきたんです」

 

質問③ 失恋や過去のトラウマをどう乗り越えればいいですか?
恋愛につきものの「別れ」や「傷つき」の経験についても、それぞれの視点で語りました。

大内さん:「私は、大失恋をしたことがあって。でもやっぱり、時間が一番大切でした。当時は“この恋は一生忘れられない”って思ってたけど、今は元気に過ごせてる。だから、“まずは毎日を一生懸命生きてほしい”って伝えたい。」                   

松岡さん:「恋愛で傷ついたとき別の恋愛で解消しようとする人もいると思うんですけど、どうでしょう?」
大内さん:「私も過去のトラウマがあったからこそ、恋愛に対して受け身になってしまったんです。でも今は少しマシになって、70%受け身くらいになってきました(笑)。それは、自分を挑戦してみて、成功した経験があるからこそ。新しい人と出会っても、“あの人の影”を引きずってしまうってあるじゃないですか。でも、『この人はあの人じゃない』って自分に言い聞かせてます。全く違う人間だから、同じように傷つけるとは限らない。だから、挑戦してみる」

松岡さん:「実は友達との時間とか、全然関係ない人との会話とか、専門家のカウンセリングもひとつの手だったりしますよね。今回のお話も皆さんに一つのあり方として、考えていただければと思います」

 

登壇者3人からの恋愛アドバイス
イベントの最後には、登壇者3人から、参加者へ温かいエールが送られました。

大内さん:「恋って、本当に悩むことが多いなって改めて感じました。私も皆さんと同じ、普通の人間なので、たくさん悩みます!でも、今日の私たちの話の中に、少しでも前向きになれるヒントがあったら嬉しいです。私自身も恋をしていくので、ぜひたくさんSwipeして、素敵な出会いをどんどん増やしていってください!(笑)」

聖秋流さん:「たくさんSwipeしてください~(笑)。恋ってやっぱり難しいですよね。男女間でも難しいし、私ならではの悩みもたくさんあります。でも、私たちが発信したり活動をしているのは、皆さんの力になりたいから。もっと生きやすい社会を目指して、みんなで一緒に乗り越えていきましょう!」

松岡さん:「確かに、恋愛には難しいこともたくさんあります。でも、だからこそこうした出会いを通じて、自分を受け止めてくれる人に会えたり、素敵な関係が築けたり、社会と向き合っていく力になったりするんだと思います。自分の心を守ることも大切なので、必要に応じて専門家に頼ってカウンセリングを受けたり、Tinderにも様々な機能があるので、ブロック機能などもうまく活用して、自分自身を大切にしながら、臆せず、でも慎重に進んでいってもらえたら嬉しいです」

※発言は要約です。一部、短い補足説明の追記や、論旨の流れを整えるための順序の並べ替えをしております。

後半の恋のお悩み相談を含む本イベントの様子は、Tinder公式YouTubeチャンネルで近日中に公開予定です 。
https://www.youtube.com/c/TinderJapan

 

6月限定のプライドステッカー
Tinderでは、6月5日(木)より、アプリ内で使用できるプロフィールステッカーのプライド版6種を追加しています。Tinderアプリ上で、LGBTQ+当事者であることや、多様性へのサポートを自由に表現いただけます。アプリ内のお知らせをタップ、またはプロフィール編集画面にある「ステッカーを追加」から設定が可能です。

さらに、プロフィールにプライドステッカーが追加されるごとに1米ドル(最大5万ドル)を、米国のLGBTQ+支援団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)」に寄付いたします。今年のプライドキャンペーンを通じて、TinderはHRCに最大10万米ドルを寄付する予定です。

Tinderは今後も、多様なアイデンティティを持つすべてのユーザーが、自分らしい関係性を築けるような場づくりとサポートを継続してまいります。

 

《Tinder®》
2012年に誕⽣したTinder®は、わずか2年で1件のマッチから累計10億件マッチに成長し、人々の出会い方に革新をもたらしてきました。この急成長は、人間の根源的な欲求である「真のつながり」を満たす能力を示します。Tinder®は現在、累計6億3,000万回以上ダウンロード、1,000億件以上のマッチングを達成しており、190の国と地域、45以上の言語で月間約5,000万人のユーザーにサービスを提供しています。Tinder®は2024年には初のグローバル・ブランド・キャンペーン「It Starts with a Swipe™」で4つのエフィー賞を受賞しました。

Tinder® はTinder LLCの登録商標です。

公式サイト:https://tinder.co.jp/
公式X:https://twitter.com/Tinder_Japan
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/tinder_japan_official/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@tinder_japan
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/TinderJapan
公式ニュースルーム:https://jp.tinderpressroom.com/

Tags: